看護部より

看護理念

われわれは、精神疾患の患者さんに対し、思いやりのあるやさしい看護を提供します。

<ハートフル川崎病院で精神科看護師として働くことをおすすめする理由>

1.精神疾患への理解と精神的ケアを学ぶことができる

・当院には、精神科専門看護師1名 精神科認定看護師2名が在籍し、ともに活動しています。スペシャリストから精神科のより専門的な看護を学ぶことができます。

・当院では川崎市内唯一の救急急性期病棟(精神科スーパー救急)や認知症治療病棟などを保有しています。実際の豊富な症例を通して、精神看護について時間をかけて学ぶことができます。

・定期的に職員面談を開催し、スタッフ個々のキャリア開発に努め、積極的な院内・院外研修への参加を促しています。

・臨地実習指導者が18名おり、指導する職員の体制も整っていることから、中途採用者やブランクが心配な方、また精神科病院に勤めることが初めてな方につきましても安心して働くことができます。

・当院は、修正型電気けいれん療法(m-ECT)やクロザリル(クロザピン)治療の認可を受けており、重度精神疾患患者に対するハイレベルな治療に携わることができます。

2.ワークライフバランスを重視した勤務体制

・当院の年間公休数は118日(2022年度実績)あり、有給取得率は79.5%となっています。当院で働くことにより、充実したワークライフバランスを送ることができます。

・当院では、子育て世代のママさんナース、看護補助さんも多く働いています。近隣に保育室も完備しており、そのような方々が安心して働ける環境を整えています。またスタッフには子育て経験者も多く、看護部の方針においても、子供に時間をかけるべき時期には、子育てを重視できるような働きやすい職場風土の醸成に努めています。

 

<2023年看護部実績>

・新入院患者数:年間468名

(内訳;統合失調症141名、うつ、双極性障害150名、認知症118名、その他59名)

・電気痙攣療法:202(修正型電気けいれん療法)

・平均在院日数:205.8日(全国平均276.7日)

・全国平均…令和4年医療施設(動態)調査・病院報告の結果より

 

・平均残業時間:6.2時間/月(全国平均5.4時間/月)

・有給取得率:79.5%(全国平均65%)

・全国平均…2022年 病院看護助産実態調査より

 

・スタッフの平均年齢

看護師:42.1歳  准看護師:47.7歳  看護補助:47.4歳

 

<病院医療憲章>

〇地域住民がメンタルで困ったときに「ハートフル川崎病院に相談してみよう」と最初に選ばれる病院になる。

〇家族や友人など大切な人にメンタルで問題が発生した時に自分の病院につれて来るの が一番安心と思う病院にする。

 

2023年看護部目標

~看護の質の向上にこだわる~

1.安全で安心な看護・療養環境を提供する

1) 新型コロナの感染症分類5類移行に伴い、患者様の適切な行動制限の拡大に努める。

①質の高い感染対策の実施:1患者に対する手指消毒回数6回以上

②定期的な行動制限の評価・見直し

2) 身体拘束日数・拘束者数を10%減とする。

3)障がい者虐待防止法を周知し虐待事案「0」を目指す。

〇 虐待報告書「指導レベル」⇒目標20件提出

4)転棟・転落件数を分析し予防対策に努め発生を20%減(418件)とする。

5)事故予防へ向け積極的にインシデントレポートを提出する。

〇.2022年度273件 ⇒2023年度 目標290件(10%増)

 

2.病院経営に参画する

1) 精神科救急急性期医療入院料(精神科急性期医師配置加算・精神科医療体制加算)の維持・体制強化

①在宅復帰率6割以上

②時間外入院受け入れ件数 4件/月以上

③クロザピン適正使用者の選出に努め年間6件の維持を目指す

2) 病院稼働率年度平均93%以上(279床)を維持する(東2病棟未開棟時)

①個々が自部署の役割を認識し積極的なベットコントロールに努める

【稼働率目標】

・精神科救急急性期病棟(90%以上) ・精神科療養病棟(96%以上)

・認知症治療病棟(94%以上)     ・特殊疾患病棟(93%以上)

②他病棟との連携を強化し、患者様にあった適切な病床を提供できるよう努める

③適切な外来通院を促すことで症状安定を目指す

・外来患者数の増加75名/日を目指す

・ポスピタリィティの向上、病状観察の強化

 

3.看護サービスの質向上

1) 病棟特性に特化した看護サービスを提供する。

2) 看護の質を可視化・数値化を進めることで治療のクオリティーを向上する。

3) 多職種連携を強化し看護サービスに反映させる。

・・多職種カンファレンス件数 目標数値1回/週以上

4) 患者・家族に対し健康教育を推進する。

 

4.教育・研修の充実

1) キャリアビジョンを意識した面接の推奨により院外研修参加数を増加する。

2) キャリアラダー導入により、教育プログラムとの連動を実施する。

 

5.働きやすい職場作りに務め、職員の定着を図る

1) 個人目標管理シートを活用し明確な目標設定を行うことで、個々の目標達成に向けた支援やキャリア開発支援を行う。

2) 常に業務改善と工夫を重ね、働きやすい職場環境を作る。