m-ECT(電気けいれん療法)

・m-ECTとは

m-ECTとは、修正型電気けいれん療法(m-ECT:modified Electro Convulsive Therapy)を略したものであり、1943年から実施されている治療方法であり、この治療はその有効性、安全面から長年施行され続け、当院でも精神科医と麻酔科専門医の2名体制で安全に期した体制を取っております。

現在では、全身麻酔下で、サイマトロンという高度管理医療機器として使用して頭部を数秒間電気刺激し、脳の機能回復を促す治療法をとっています。

薬物療法や心理療法と比較して、有効性が高く、効果が早くあらわれることが特徴です。

人為的にけいれん発作を起こし、脳機能の回復を図りますが、全身の筋肉を緩める薬(筋弛緩薬)も使用し、実際には身体のけいれん発作を最小限に抑えます。

通電回数、サイクルは、患者様により異なり、その都度精神科医が専門的な視点で有効性を判断します。ご不明点等ございましたら、お気軽にご相談ください。

 

・当院での取り扱い

①うつ病/躁うつ病/統合失調症/パーキンソン病 等

②いくつかの問診やCT検査等を行って、m-ECT治療が可能かどうか判断致します。

③m-ECT治療を行うには専門の医師より説明を受けて治療に同意をする必要があります。

④m-ECT治療は入院が必要となります。

⑤m-ECTは週に数回など患者様の症状、状態に合わせて定期的サイクルによって実施されます。

 

 

 

・当院での施行実績